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プロフィール

金魚

Author:金魚
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50代女性。
金魚1匹(自家産)の母。
ピアノ弾いてます。
語学好き(^^ゞ
英語&ドイツ語を勉強中。
本当はイタリア語もやりたい。

【ピアノ】子供時代に約10年、40代半ばに再開。ピアノ教室2009年5月~中断~2015年5月迄。以降、超不定期で個人的にレッスンをお願いしています。
子供時代アップライト。大人になってから電子ピアノ2008年11月YAMAHA CLP-340→2013年11月CLP470→
2016年12月YAMAHA C1 愛称”姫ちゃん”
恋人はブラームスです(^^♪

【英語】多読をやっています。
【ドイツ語】現在お休み中。

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ショパンについての覚え書き

ショパンについての覚え書き アンドレ・ジッド 中野真帆子[編訳]ショパンについての覚え書き アンドレ・ジッド 中野真帆子[編訳]
(2000/01/01)
アンドレ ジッド

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こんなにもショパンの曲を愛した人がいたなんて。
思わず微笑んでしまいました(*^_^*)

狭き門 (新潮文庫)』で有名な文学者、ジッド。
ショパンのファンで、自ら好んで演奏し、分析し、ショパンの芸術性を高く評価していたといいます。
エチュードOp.25-11、バラード1番、前奏曲、夜想曲などを数曲取り上げ、分析しながら感じたことをつづっています。

私は、ショパンの曲を速い速度で技量を見せつけるように弾く演奏について、「それって、ショパンなの?」という疑問をずっと持っていましたが、ジッドも「速すぎる速度と過剰な表現」をひどく嫌っていたようで、この点については何度も触れています。

「過度の超絶技巧による演奏を通してしかショパンを知らない者たちは、彼を、私の大嫌いな受けを狙った華々しい作品の提供者だと思うかもしれない。P23」


「言うまでもなく、ショパンの多くの作品(特に『スケルツォ』や『ソナタ』の最終楽章)はめまぐるしいほどの速さを伴うが、概してヴィルトゥオーゾたちは、ショパンのほとんどすべての作品を一様に出来るだけ速く弾くのである。そこに私はとてつもないおぞましさを感じるのだ。」P31



失礼な言い方ですが^^;仲間ができたようでうれしいです!(^^)!
しかも、『舟歌』と『子守歌』がお好きとのこと。私もデス。

そして、さすが文学者ですね。曲を表現する記述がステキです。
たとえば、

『バラード』ト短調の冒頭と導入句が終わると、すぐにメインテーマに向かって様々な調や新しい響きが表れるが、そこにヘ長調で主音と五度上の音のみで進行する曖昧な数小節の後、ショパンが不意に、あたかも魔法使いの杖のように、突如、風景を一変させるような低音部の変ロ音にバスを落とす箇所がある。この大胆な呪文は、…



時には思い込みすぎや見当違いもあったようですが^^;その熱意には驚かされます。
(エドュワール・ガンシュというフランスの音楽学者&ショパン研究家がジッドへ宛てた手紙が載っており、ジッドの考えや疑問に対する返事…つまり訂正・・・が書かれています。)

いつか自分で演奏できるようになった時、この本を通じて再びジッドと語り合えたらいいな、と思います。

訳注が充実していて、巻末にはジッドの年譜もついています。

評価:★★★1/2
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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