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プロフィール

金魚

Author:金魚
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50代女性。
金魚1匹(自家産)の母。
ピアノ弾いてます。
語学好き(^^ゞ
英語&ドイツ語を勉強中。
本当はイタリア語もやりたい。

【ピアノ】子供時代に約10年、40代半ばに再開。ピアノ教室2009年5月~中断~2015年5月迄。以降、超不定期で個人的にレッスンをお願いしています。
子供時代アップライト。大人になってから電子ピアノ2008年11月YAMAHA CLP-340→2013年11月CLP470→
2016年12月YAMAHA C1 愛称”姫ちゃん”
恋人はブラームスです(^^♪

【英語】多読をやっています。
【ドイツ語】現在お休み中。

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モノ書きピアニストはお尻が痛い

モノ書きピアニストはお尻が痛い (文春文庫)モノ書きピアニストはお尻が痛い (文春文庫)
(2008/11/07)
青柳 いづみこ

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青柳さんって、どこか暗い、お会いしても仲良くなれそうもない^^;…という印象でしたが、この本を読んで少し変わりました。
今、この人の音楽も聴いてみたいと思っています。

エッセイ集なので、ご自身のこと、パリでの資料研究のこと(ドビュッシーの手書きのノートに計算が書いてあってそれが間違えてたらしいですヨ)、マルセイユ留学時代のこと、結構お酒を飲まれることなど柔らかいお話と、文学者やその作品がたくさん出てくるちょっと難しいお話がありました。
前回の『ボクたちクラシックつながり』よりだいぶ時間がかかってしまいました^^;
おじい様がフランス文学者だったんですねぇ。なるほど。
青柳瑞穂さんとおっしゃるそうです。
昔からフランスにどっぷりつかってたってことですか。

青柳さんには二つのフランスが内在しているそうです。
一つは文学のフランス。こちらは耽美・頽廃的、異端なもの。
もう一つは音楽のフランス。安川嘉壽子さん門下は夢のように美しいフォーレやドビュッシーを奏でるのだそうです。(あ、安川さんって、今私が使ってる楽譜がそうだわ!)
というわけで、優雅で洗練された音楽を奏でるため、自分の中の文学的部分と葛藤しながらずーっと努力してきたそうです。
面白いですね。

興味深かったのはドビュッシーとラヴェルについて。

なんとなーく似てるような似てないような、いや、似てない!
私、ラヴェルのピアノ曲ってあまり好きじゃないんです。
オーケストラの曲は好きなんですけどね。
『鏡』もピアノよりもオーケストラ演奏の方が好き。
んーっと、機械的というか型にはまっている感じがして窮屈なんです。
一方のドビュッシーはもっと自由な感じ。
この本を読んで、その感覚は間違ってなかったなと、ちょっぴり嬉しくなりました。

ラヴェルはエンジニアの息子に生まれ、もともと人工的なもの、機械的なものが好きだったらしいです。
だから、

船でライン河の工場地帯を通ったとき、巨大な鋳物工場で動力伝達機や呼び子の笛や鉄槌の音に魅せられ、これを素材にしてシンフォニーを書いてやろう、などと手紙に書いたこともある。

一方のドビュッシーは文学者との交流が多く、言葉と融合するように曲を作ろうとしてオペラを書いた。
また、作曲の秘訣は「自然の与えるひしめき合う印象が、突然音楽言語となって表出する」と語ったとか。
うーん、いいですねぇ~

両者の違いはルバートによく現れているそうで、ラヴェルは細かい音符を書き込んでそのまま弾いていれば自然とルバートになるようにしているが、ドビュッシーはそんなことはできないらしい(なにせ、計算できないから?!)。

そして、青柳さんはこう言っています。

基本的には調性の範囲内で生涯の仕事を終えたラヴェルに対して、ドビュッシーは複旋法性と複調性を多用した大胆な書法を試み、二十世紀音楽に通じる道を切り開いた。ラヴェルの革新性は、時代を先どりするものではあったが、時の流れをふみこえることはできなかった。


ふーん、なるほど。

他にもいろいろ…
『喜びの島』ってそういう曲だったの?
ポリーニとミケランジェリの話とか、
ドビュッシーがポーの『アッシャー家の崩壊』をオペラ化しようとして10年…ついに未完に終わる!?

私にとっては中身の濃い本だったので、また読み返してみたいと思います。

ドビュッシーの音楽からはまだ当分抜けられないかもしれません(^_^;)
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

C

omment


富山の実家から携帯でコメントです(インターネット環境にないので…)
なかなか面白そうな本ですね!近々、読んでみます。
金魚さん紹介のあらすじだけでも、かなりのことがわかり(ラヴェルとドビュッシーの違いなど)勉強した気分ですけどね。
安川先生といえば私が子供のころ使った、「メトードローズ」は、フランスのピアノ教則本で、確かこの人が訳や、日本語版の編集、校訂をしたのではなかったかなぁ。私はずっとこの本だったので実はバイエルは使った(習った)ことがないのですよ。

私はタワシ URL | 2011/05/31 06:06 [ 編集 ]

私はタワシさんへ
こんにちは。
携帯から読んでくださって、ありがとうございますv-411

> 安川先生といえば私が子供のころ使った、「メトードローズ」

へぇ~。タワシさんは洋風だったんですねv-352
私はコテコテの和風教育で…バイエルです(^_^;)
メトードってメソッドのことですよね?
青柳さんの本を読んでいるとちょこちょこフランス語が出てくるんですが、どうもフランス語の発音がなじめなくって(-_-;)

最近(というか、ずっとですけどi-201)、ピアノが弾けるようにならないなぁと思っていたところ、どうやら弾く時の指の形にも関係がありそうです。
今読んでいる別の本に書いてあるのですが、その話はまた今度。
お気をつけてお帰りください(*^_^*)

金魚 URL | 2011/05/31 10:03 [ 編集 ]


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rackback

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