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プロフィール

金魚

Author:金魚
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50代女性。
金魚1匹(自家産)の母。
ピアノ弾いてます。
語学好き(^^ゞ
英語&ドイツ語を勉強中。
本当はイタリア語もやりたい。

【ピアノ】子供時代に約10年、40代半ばに再開。ピアノ教室2009年5月~中断~2015年5月迄。以降、超不定期で個人的にレッスンをお願いしています。
子供時代アップライト。大人になってから電子ピアノ2008年11月YAMAHA CLP-340→2013年11月CLP470→
2016年12月YAMAHA C1 愛称”姫ちゃん”
恋人はブラームスです(^^♪

【英語】多読をやっています。
【ドイツ語】現在お休み中。

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生きものたちの部屋

生きものたちの部屋 (新潮文庫)生きものたちの部屋 (新潮文庫)
(1998/06)
宮本 輝

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少し前に避暑地の猫 (講談社文庫)を読みましたが、「軽井沢の別荘」のことがどこかに書いてあったはずだと思ってこの本を探し、再読しました。

宮本さんの好きなもの、作品が書けない時の苦しみ、宮本さんに影響を与えた人やモノ、家族のことなど、私生活がよく分かるエッセイ13編+大震災時の日記が収録されています。
肺結核や不安神経症(パニック症候群)を患った(今も?)ことも書かれています。

宮本輝さんが好きな人は、ぜひどうぞ。

以下、「目次」と「あらすじ」です



【生きものたちの部屋】
書斎の様子。作品を生み出すには「触発」が必要で、小説を書き出したころ、それは「風景」だったという(川三部作、『幻の光』、『錦繍』)。小説の題を先につけ、それによって触発されることもある(『星々の悲しみ』『五千回の生死』『海岸列車』)。

【絵具】
子どもの頃から、たくさんの色が並ぶ絵具に魅かれるというが、ご本人の腕はさほどではないらしい。

【インクと万年筆】
自分で買ったり人からいただいたりして何本もの万年筆を使ってきた。すぐに気に入るもの、いやいやながら使ったもの、お気に入りだったはずなのに突然イヤになったものなど、いろいろあるらしい。インクの色にまでこだわり、結局自分で色を作ってしまったというから、ずいぶん凝り性なのだろう。「この万年筆からこの作品が生まれた」と考えるのはワクワクして楽しい。

【エーゲ海の壺】
友人がギリシャから手で持ち帰ったお土産。
価値はどうあれ、気に入っており、何か書けそうだという。一方、高名な陶芸家の薄茶茶碗があるのだが、どうにも気に入らず灰皿になってしまった。ところが、灰皿にしたらなかなかいい。
晦渋さを排した小説を書こうとして16年。目指す作品はまだ書けないそうだが、このお気に入りの壺からすばらしい作品が生まれる日も近いだろう。→『オレンジの壺』か?

【軽井沢の仕事場】
ご自身の肺結核の療養とお母様の心臓のことを考え、夏場を軽井沢の別荘で過ごすことにした。ここで『眉墨』、『避暑地の猫』が生まれた。
別荘の老朽化に伴い、建て替えを決意。執筆に専念できるよう、静かな書斎を作ってもらったが、こともあろうにその書斎の窓の上に野鳥が巣を作ってしまった。以来、その鳴き声や音に悩まされ、対策を講じるも逆にイライラ。巣を作らなくなった年、お母様が亡くなったという。

【腕時計】
見るとすぐに欲しくなってしまうらしい。
もちろん、職人技が光るホンモノ。高価なものだ。
きっかけは7歳のとき。からくり人形の修理を頼んだ時計屋さんで見た、からくり人形の中身と修繕不能となって放置された年代物の時計の内部。どの時計の中にも小さな人間がいて時計を動かしているというおとぎ話を作り始める。そんなに好きなら時計職人になれば…でも不器用なんだそうだ。

【地球儀】
芥川賞を受けてすぐ、通販で直径30cm以上の大きな地球儀を通販で購入。机の左端に置き、たびたび眺めては百科事典でいろいろと(湖の大きさとか)調べて楽しんでいる。「大人になったら世界中を観て廻れ」と言った父上のエピソードあり。

【へんてこりんな犬】
『彗星物語』の犬はこの犬(マック)がモデルとのこと。
掌に載るほど小さい頃に宮本家にやってきた牡犬で、種類はアメリカン・ビーグル。
近所の人に「三毛犬」と言われるような犬である。宮本家にとって、なくてはならない存在だということがよく分かる。ケンカの仲裁をし、宮本さんを慰め、また、ときには子供と車の助手席争いをするマック。なんとも愛おしい存在だ。

【ゴルフ道具】
【再び、ゴルフ道具】
「ゴルフなんか死んでもしない」と宣言していたはずなのに、秘書につきあって打ちっぱなしのゴルフ場に行ったのがいけなかった。早速ゴルフ道具一式を購入。初めて回ったゴルフコースも出来すぎる結果だった。でも、それはビギナーズラック。以後、なかなか上達せずに苦しむ。他人を祝う余裕もなくなっていたところへ先輩からのお言葉。。。それを聞いて、

「私は、いっそう自分が恥かしくなると同時に、心のどこかが、やわらいでいくような気がした」

という。そんな言葉をさりげなくかけてくれる人がいたらどんなにありがたいことか。そして自分もそういう人になりたい。

【酒と酒器】
お酒が好きで結構飲んでいらしたようだが、肺結核にかかったためしばらく禁酒。その後再び飲み始めたが、周りの人から酒癖が悪くなったと言われる。酒の量を減らそうと対策を考えている時、アル中だった母上のことを思い出す。
結局、割ってはいけないような「大切な酒器」を使うことで、お酒の量が減ったらしい。

【耳の世界】
ものを書くとき、騒音や音楽は邪魔になって集中できないという。
いちばんいいのは自分の身近な人がちょっと遠慮ぎみに出す自然な音。家では、奥様が料理をしている時の包丁の音、子供たちの足音、犬のうれしがる声。ホテルに缶詰めになった時は、秘書たちがそばで花札かトランプをやっているのがいいという^^;。誰かがいる「気配」に安心するのかもしれませんね。

【大晦日の書斎】
年末になると、風邪をひいて二、三日寝込むらしい。そして大晦日には邪魔者にされ、遊んでくれる友人もなく(みな旅行に行ったり大掃除の手伝いをさせられたりで)、することもなく、結局は書斎でゴロゴロすることになる。そんなとき、最近はお母様を思い出すという。生前のお母様について書かれている。

【平成七年一月十七日からの日記】
阪神淡路大震災で伊丹の家が全壊。一時、奥さまの実家へ。そのころ、『人間の幸福』という連載を書いていたとのこと。なんと皮肉なことか。
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