蜜蜂と遠雷蜜蜂と遠雷
恩田 陸

幻冬舎 2016-09-23
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あ~、終わってしまった。
二段組のこの本を一気に読んでしまった。

本の中に引き込まれ、ずーっと見ていた。
それぞれの心の動きと音楽を。
一人一人の溢れるほどの思いを感じ、同化していた。
もっともっとそこに居たかった。
濃厚な時間。

私の中にあったバラバラのものが1つになっていくような気がした。

読み始めてすぐ、筆者がピアノ経験者であること、ピアノが好きであることが分かった。
そうでなければ、こんな風には書けない。

コンクールをめぐる環境、審査する側、される側、音楽とは何か、音楽家たちの成長と行く末。
色々な視点から客観的に、かつ、ぼかすことなくしっかりと書いてあると思いました。

登場人物一人一人の心情がとてもよく描かれていて、心が満たされました。
よくここまで書いてくださった。

ありがとうございました。

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バッハ・リサイタルバッハ・リサイタル
ブレハッチ(ラファウ)

ユニバーサル ミュージック 2017-02-21
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首を長~くして発売を待っていました。
ようやく手元に届いてハッピーであります(^^♪
とっても良かったですよ。おかげでまたやりたい曲ができてしまって困ってます(~o~)

購入にあたり、輸入盤と日本版とで迷ったのですが、ひょっとしたら日本限定の何かがついてるかもしれないし、解説は読みたいし…英語でも読めなくないけど(^^;果たしてついてるのか?…と思い、日本版にしました。
1曲余計についてるとか、写真集があるとか、そんな特別なことはなかったようですが、解説はしっかり読ませていただきます。

輸入盤の方が発売日が早かったので、それがなんとも辛かったです(:_;)
先に手に入れた方が「良かった」と言うとなおさら。
ようやく落ち着きました。

いいですよ~。
安心して聴いていられる。
彼は聴く者を裏切らない。
ブレハッチの音、好きなんですよね。
久しぶりに聴けて、モチベーション上がりました(*^^*)
*今年リサイタルで来日するという話なのですが、実現すれば当然聴きに行きますヨ!

最後に『主よ、~』が入っているのですが、もうね、ずーっと聴いていたいくらいです。

もちろん、ブレハッチの演奏が全て好みなのか?というとそうはいかないのですが、この「人」のファンでもあるので、彼がどんな曲を選びどんなふうに弾くのか、それが毎回楽しみなのです。

これはいいけどこれはちょっと…と思うこともあります。でも、そう思うことは悪いことではなく、自分も音楽を奏でる一人として感じ方に違いがあって当然なのだから(演奏の腕前は別として)、むしろそういう違いが分かることはいいことなのだと思っています。
例えば、ベトベンで私が持つ曲のイメージと違っても、それは彼の解釈、彼の演奏なので、「ブレハッチらしい」と思って楽しんでいます。
そして、「私はこういう風に弾くよ」、と思います。

イタリア協奏曲、早く自分の演奏を録音して比べてみたいです。
1楽章さえまだぎこちなくて(^^;先は長そうですが。
技量不足はいかんともしがたい(-.-)
でも、どういう風に弾くかは自分の頭の中にあって、ブレハッチのとは違う。
先生に近いかな、やっぱり(^^)

パルティータの1番も久しぶりに聴いて、気持ちが新たになりました。
早くやらないとなぁ(^^ゞ

それより、今回のCDの中でまたやりたい曲ができてしまって困りました(≧◇≦)
幻想曲とフーガ イ短調。
あーやりたいやりたい!!
でも、ひょっとして難しいのか?コレ?

平均律も終わってないのにまぁいろいろと…我ながら呆れる(;^ω^)

1つずつ片づけないとどれもやりっぱなしになりますから(^-^;気を付けないとね。
とっととイタリアやりましょう。

では、練習します。

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レコーディングのメイキングを収録したものです。
ランランがラトルさんとベルリンフィルとやるってことで聴いたのですが、
すごーくすごーく感動しました\(^o^)/
少し前に買って、もう何回も観ました。

そして、プロコフィエフのコンチェルト3番、とってもカッコいい!
ランランにとっても合ってると思うし(*^_^*)

こういうメイキングって好き。
たまにテレビで放送してくれる小澤征爾さんの音楽塾も好きで必ず観ます。
音楽が出来上がっていく過程ってとても興味深いし勉強になります。
才能のある人たちが集まってこんな風にやるの、いいなぁ。

今、私は大きい曲ばかりやっていて上手く弾けない、仕上がらないと思っているのですが、私ごときがやってるんだから当たり前。
ランランはプロコフィエフ(15年前から)もバルトーク(9年前から)も若いころから弾いてきて今回のレコーディング。
「準備はできてるよ」と、自信たっぷりに言える「今」までにどれだけの練習をしてきたんだろう。

私はもっとずーっとたくさん練習しないとね。

奇跡のピアニスト郎朗(ラン・ラン)自伝―一歩ずつ進めば夢はかなう奇跡のピアニスト郎朗(ラン・ラン)自伝―一歩ずつ進めば夢はかなう
ラン・ラン デイヴィッド・リッツ 野澤敦子

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もうだいぶ前に出版された本なので、お読みになった方も多いと思います。

私は去年から急にファンになりましたので、今頃になってしまいました。
初めてランランの演奏を聴いたのはラフマニノフのコンチェルト2番で、それがだいぶ「変わったラフマニノフ」だったので興味がわかなかったんです。ところが、去年のワルトビューネ音楽祭(もちろんテレビ放送)でグリーグのコンチェルトを聴いたとき、「この人、ひょっとしてスゴイのかもしれない」と思ったのです。

その後、Youtubeで度々演奏を聴かせていただきましたが、その時その時で演奏が変わる。
エンターテイナーともいえるけれど、でもいい加減なわけじゃない。
確かな技術と豊かな感性を持っている、とてもスケールの大きな音楽家なのだと思いました。

さて、この人はいったいどういう人なのか?
中国の、裕福ではないご家庭出身だったということは知っていましたが…

読んでいて辛かった。
こんなにも過酷な幼少時代を送っていたとは。

一歩間違えばこの世にいなかったもしれない。
でも、「もうダメかもしれない…」そんな危機が訪れたとき、必ず誰かの手が差し伸べられてきた。
何かに導かれるように、ピアニストへの道を進んでいくことになった。

これからも素敵な音楽を届けてください。
そして、いつか生の演奏が聴けたらいいな、と思います。

1冊でわかるポケット教養シリーズ 吉松 隆の 調性で読み解くクラシック1冊でわかるポケット教養シリーズ 吉松 隆の 調性で読み解くクラシック
吉松 隆

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調号が多い曲が苦手…というか、そもそもやる気が起きない私でした。
世の中、ハ長調だけでいいじゃん!
と叫びたくなるくらいでした。

が、最近どうもそれではいけないような気がしてきたんですよ。
私の中になにが起こったのか?!

無茶苦茶詰め込んで譜読みしていたせいで、調号の感覚がもうどうでもいいくらいに(^^;マヒしてきたこともあるでしょう。
あるいは、コード&伴奏付けのレッスンを受け始めたこともあるでしょう。
そして、偶然この本と出会い(amazonが薦めてくれた(^^;)、ますます「何調か」が大事なんだと思うようになりました。(NHKの音楽番組『ららら♪クラシック』で加羽沢美濃さんも言ってました「(調を考えて作曲をしてるので、)そのキィを変えられたおりにゃ~」って(^^;)

この本、面白かったですよ。

読んでみて、
私はピアノでよかった~と思いました。
他の楽器って得意な調がそれぞれ違って、ある楽器では出しやすい音でも他の楽器では出しづらいとかあるみたい( ゚Д゚)
ピアノはまぁ、弾きづらいというのはありますが、それはこちらの技術的な未熟さとか手の大きさ指の長さの問題で、音自体がどうのってことではないですからね。

作曲家の方々は、各楽器の特徴をよく理解して曲を作ってるって(@_@)…天才!
弦楽器と管楽器で得意な調が違うとすると、それをうまく鳴らすことを考えなければならないオーケストラ曲なんて、どうすんの?
ベトベン先生なんて、(耳が不自由で)どれだけ大変だったの?
とてつもない人なんですね~(;O;)

音楽って、やっぱり理科と数学が関係するような世界なのかな、という思いが再び。。。
平均律ということのメリット、デメリットなんて考えたこともなかった。
音の比率、波長、振動数…なんて、私には理解できないな(;一_一)

とまぁ、理解できないこともありましたが、あっちこっちから私のことをつついてくれた本でした。
この刺激が何かになればいいな(*´▽`*)



もう少しでいいから理数の得意な頭だったら良かったのに、としみじみ。
もし理解できたら、更に楽しく深く音楽と付き合えたんじゃないかと思うから。
でも、万が一、私が理数的な頭でピアノを弾いたら今とは違う弾き方をしていたかも?と思うと、どっちがいいんだろう。

とりあえず、ちょっとは数学の勉強してみる?
いや、やめた方がいいですね(^^;

ペダルの練習は難しい曲じゃダメで、簡単な曲で練習するのがいいみたい。
だって、難しい曲でやったら「曲そのもの」が弾けなくて練習しなきゃならないから^^;

実は、この入門書でも焦ってしまいました。

堀江真理子編著 ペダルの練習帳~必ず上手に踏めるようになるペダルメソード堀江真理子編著 ペダルの練習帳~必ず上手に踏めるようになるペダルメソード
(2013/05/25)
堀江 真理子

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載ってる曲がカバレフスキーとかって(゜o゜)
私、初めてなんですよ。
不協和音とか面白い音の飛び方とかあって、新鮮。
でも、ちょっと気を抜くと間違えちゃいます。

いきなりやろうとしたら、曲が弾けない(・・;)
「えっ、ちょっと待ってください。先にちょっと練習します」って感じ。
何回か弾くだけ弾いてみて、ようやくペダルをつけて練習。

で、この本↑の最後にもついている小犬のワルツをちょびちょびやってます。

本当に偶然なのですが、この本に出会いました。

ピアニストの毎日の基礎練習帳ピアニストの毎日の基礎練習帳
(2011/04/30)
岩崎淑

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昨日(もうおとといか^^;)、目的もなく本屋さんに入ってふらふらしていたら目にとまりました。
これも運命ね~。
今の私にピッタリの本でした。

基礎練習と初見の大切さとか、練習時間の使い方など書いてありました。

今、練習の仕方を変えようとしているときで、何をどうやったらいいのかあれこれ考えていたのですが、自分のやってきたことや考えが正しいような気がしてきました。
追い風が吹いたって感じ(^^♪

もちろん、著者はピアニストさんで私とはぜんぜんレベルが違うのですが、物事の考え方とか、優先順位とか、そういうものが同じで「あ、そうそう!」って思うことがたくさんありました。

文字間隔が広くて読みやすかったです。すぐ読めました。
本屋さんで見かけたらちょっと開いてみてください。
参考になるかも。
もちろん、自分で勝手にいろいろやると危険なこと(お手手痛いとか(>_<))もあると思うので、先生と相談しながら自分に合った練習を見つけて行きたいと思います。

明日からまた初見がんばります~。

最近、思っていることがあります。
それは音楽用語です。

この前からフクママさんとお話してるのですが、私たちの習ってきた音楽用語って「間違ってる」んじゃないか?と思うことが良くあるのです。

先日、スタッカートについて調べてました。
そしたら、スタッカートは音を「切る」のではなく「離す」という意味らしい。

で、今回はallegro。
日本語では「快速に」って書いてあって、どうしてもせかせか弾こうとしてしまいます。
でも、イタリア語では「楽しい」「明るい」「陽気な」という意味らしいのです。明るく楽しく弾いたら、ルンルン(^^♪って感じですから、そんなにゆっくりなテンポであるはずはないですよね。でも、「快速に」っていうのとはだいぶ違うような気がします。

今習っているベトベンのソナタ15番も1楽章はAllegroです。どのくらいのテンポがいいのか、最初に先生に確認しました。私が気持ちよく弾けるテンポで弾いてみたところ、それでいいということでした。決して速くなかったですよ。でも、この曲は3拍子だし、そんなに速くしなくていいって。Youtubeなんかで聴くと、やたら速いのあるんですよね。あれって、やっぱりAllegro=速くって思ってるのかなぁ?なんて考えてしまいました。

ベトベン先生も「Allegroという言葉は速いという意味ではない」と出版社宛てに憂慮する手紙を送っていたとのことです。

ということで、こんな本がありますのでご紹介まで。

これで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶこれで納得!よくわかる音楽用語のはなし―イタリアの日常会話から学ぶ
(2006/06/22)
関 孝弘

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私は英語の勉強を集中してやっていた時期があります。
わからない単語があって「英和辞典」で調べるとどうしてもしっくりこないんですよね。それで、英英辞典で調べて用例まで読んでみると…えっ?そうだったの?ってことがよくありました。
英和辞典に書かれていることって、結局は誰かさんの「訳」なんですよね。その誰かさんがどの文章から考えて生み出した「訳」なのかもわからない。
だから、語学をやるときには、できるだけその言葉で直接理解できるようになればいいなぁと思っています。
無理な場合はせめて英語で理解するとか。。。^^;

音楽用語もそんな感じかな~って思いました。

ドビュッシー:ピアノ作品集ドビュッシー:ピアノ作品集
(2010/12/22)
ジャック・ルヴィエ

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どさくさにまぎれてまたCD買っちゃいました。
今はYoutubeで結構聴けるけど、やっぱり自分の手元に置いて好きな時に聴きたいなと。
それに、好きな演奏家のものってなかなか見つからなかったりするんですよね。
これ、安かったから。。。
ルヴィエさん、結構好きなんですよ。

なんで今更どびゅっしーか?っていうと、「子供の領分」(ゴリ君じゃなくて、博士の方)に興味があって(^^ゞ
あ、このCDの中に「コンクールの小品」っていうのがあるんですよ。
1分足らずの曲なんですが、おもしろいの。
私的にはアリだな~。

Youtubeで見つけました。コレ↓




今持ってるCD、モニク・アースさんのにも「子供の領分」は入ってるんだけど、他の人のを聴いてみたかった。

ドビュッシー:ピアノ作品全集第2集ドビュッシー:ピアノ作品全集第2集
(2001/07/25)
アース(モニク)

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ミケランジェリさんのCDが近く発売されるようなので、これもちょっと聴いてみたいなぁ。
あとは…ロジェさんの…って、ドビュッシーだけで何枚持つの?!
やっぱり好きなのかな、私(^_-)

ピアノ自粛中で沈んでいるところへ届きました。
ブレハッチの新発売CD!

ドビュッシー:ピアノのためにドビュッシー:ピアノのために
(2012/02/15)
ブレハッチ(ラファウ)

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今回のドビュッシー、私はとても満足です
大曲はないし、全体として地味な曲ばかりですけど、
なんたって音がキレ~イ!
一番良かったのは「喜びの島」
こんなに素敵な演奏、今まで聴いたことないです。

あと、『版画』ね。
今まであんまりいいと思ったことないんですけど、
ブレハッチが弾くと「いいなぁ~」って思えてしまうんです。
次は「前奏曲」とか「映像」とかやって欲しいな(*^_^*)

シマノフスキの方は、曲自体は面白くありませんでした^^;
でも、彼は好きで弾いてるんだな、と思いました。
それでいいと思います。

『ベルばら』『オルフェウスの窓』で有名な池田 理代子さんが音大生だった時のことを書いた本です。
もともとは『ぶってよ、マゼット』という題で出されたのを文庫本にするにあたってタイトルを改めたようです。

47歳の音大生日記 (中公文庫)47歳の音大生日記 (中公文庫)
(2002/05)
池田 理代子

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長年の夢だった声楽の勉強がしたい―
一念発起した著者は音大を目指すことに。
この歳で音大生になるなんて、とても勇気のいる決断だったと思う。
(受験勉強期間は2年くらいあったようです)

でも、私も思う。
あと人生どれだけあるのだろうか?と考えたら躊躇しているヒマなどない。

忙しいお仕事の合間を縫って受験勉強をし、みごと一般入試で合格。
晴れて音大の声楽科の生徒となった著者を待っていた楽しくも苦しい学生生活^^;
同時にご結婚もなさって、学生と主婦と仕事と…(@_@)
おまけにすぐに病気になる、怪我をするという池田さん(・_・;)
次はどうなるの?試験は大丈夫なの?と、こちらがハラハラすることもしばしば。
楽しく読ませていただきました。

私が音大生になることはないけれど、がんばって勉強して少しでも自分の演奏に活かせればいいな…
そう思いながら、今日も楽典の勉強をしています。

いやー、勉強になりました。
(音楽雑誌『ムジカノーヴァ』の連載をまとめたエッセイ集だそうです。)

ピアニストは指先で考えるピアニストは指先で考える
(2007/05)
青柳 いづみこ

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文庫本も出ています。
ピアニストは指先で考える (中公文庫)



たくさん書きたいことはありますが、1つだけ^^;

最初の「曲げた指 のばした指」のところです。

ショパンのピアノ曲には、「曲げた指」では上手く弾けないところがたくさん出てくる。


えっ
えーっ!!そうなの?!
だからいくら練習しても弾けないの!!

もう、目からウロコです。

実はわたし、典型的な丸めた指奏法だったんです。
徹底的に指を丸くするように指導されてきました。
ところが、今の先生に習うようになって少し指を伸ばすように言われ、手の形を直されました。
おまけに、小指と薬指の独立と強化も…!

もし、先生がこのことを念頭に置いて私の指を改造してくださったのなら、とてつもなくスゴイことです。

黒鍵からしょっちゅう指が滑り落ちるのもそのせいか、と思い、最近では意識してのばした指でキャッチするようにしています。
結果、以前よりは滑り落ちなくなってきました。
でも…のばした指で弾くにはまだ根元の筋肉が足りなくて、やっぱり少しは滑り落ちますケド
それでも前よりずっと良くなったと(自分では^^;)思っています。

他にも、椅子の座り方とかペダルの踏み方とかいろいろ勉強になることが書いてありました。
図書館がお近くにある方は、一度ご覧になると面白いですよ。

モノ書きピアニストはお尻が痛い (文春文庫)モノ書きピアニストはお尻が痛い (文春文庫)
(2008/11/07)
青柳 いづみこ

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青柳さんって、どこか暗い、お会いしても仲良くなれそうもない^^;…という印象でしたが、この本を読んで少し変わりました。
今、この人の音楽も聴いてみたいと思っています。

エッセイ集なので、ご自身のこと、パリでの資料研究のこと(ドビュッシーの手書きのノートに計算が書いてあってそれが間違えてたらしいですヨ)、マルセイユ留学時代のこと、結構お酒を飲まれることなど柔らかいお話と、文学者やその作品がたくさん出てくるちょっと難しいお話がありました。
前回の『ボクたちクラシックつながり』よりだいぶ時間がかかってしまいました^^;
おじい様がフランス文学者だったんですねぇ。なるほど。
青柳瑞穂さんとおっしゃるそうです。
昔からフランスにどっぷりつかってたってことですか。

青柳さんには二つのフランスが内在しているそうです。
一つは文学のフランス。こちらは耽美・頽廃的、異端なもの。
もう一つは音楽のフランス。安川嘉壽子さん門下は夢のように美しいフォーレやドビュッシーを奏でるのだそうです。(あ、安川さんって、今私が使ってる楽譜がそうだわ!)
というわけで、優雅で洗練された音楽を奏でるため、自分の中の文学的部分と葛藤しながらずーっと努力してきたそうです。
面白いですね。

興味深かったのはドビュッシーとラヴェルについて。

なんとなーく似てるような似てないような、いや、似てない!
私、ラヴェルのピアノ曲ってあまり好きじゃないんです。
オーケストラの曲は好きなんですけどね。
『鏡』もピアノよりもオーケストラ演奏の方が好き。
んーっと、機械的というか型にはまっている感じがして窮屈なんです。
一方のドビュッシーはもっと自由な感じ。
この本を読んで、その感覚は間違ってなかったなと、ちょっぴり嬉しくなりました。

ラヴェルはエンジニアの息子に生まれ、もともと人工的なもの、機械的なものが好きだったらしいです。
だから、

船でライン河の工場地帯を通ったとき、巨大な鋳物工場で動力伝達機や呼び子の笛や鉄槌の音に魅せられ、これを素材にしてシンフォニーを書いてやろう、などと手紙に書いたこともある。

一方のドビュッシーは文学者との交流が多く、言葉と融合するように曲を作ろうとしてオペラを書いた。
また、作曲の秘訣は「自然の与えるひしめき合う印象が、突然音楽言語となって表出する」と語ったとか。
うーん、いいですねぇ~

両者の違いはルバートによく現れているそうで、ラヴェルは細かい音符を書き込んでそのまま弾いていれば自然とルバートになるようにしているが、ドビュッシーはそんなことはできないらしい(なにせ、計算できないから?!)。

そして、青柳さんはこう言っています。

基本的には調性の範囲内で生涯の仕事を終えたラヴェルに対して、ドビュッシーは複旋法性と複調性を多用した大胆な書法を試み、二十世紀音楽に通じる道を切り開いた。ラヴェルの革新性は、時代を先どりするものではあったが、時の流れをふみこえることはできなかった。


ふーん、なるほど。

他にもいろいろ…
『喜びの島』ってそういう曲だったの?
ポリーニとミケランジェリの話とか、
ドビュッシーがポーの『アッシャー家の崩壊』をオペラ化しようとして10年…ついに未完に終わる!?

私にとっては中身の濃い本だったので、また読み返してみたいと思います。

ドビュッシーの音楽からはまだ当分抜けられないかもしれません(^_^;)

以前から青柳いづみこさんの本を読んでみたいと思っていました。
今、ドビュッシーの曲を弾くようになったのでチャンスかなと思い、数冊読むことにしました。
(青柳さんはドビュッシーの研究家でもあります)

まずは先に届いたこの本から^^;

ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ (文春新書)ボクたちクラシックつながり―ピアニストが読む音楽マンガ (文春新書)
(2008/02)
青柳 いづみこ

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副題に”ピアニストが読む音楽マンガ”とついている通り、
「のだめ」「神童」「ピアノの森」などを題材にしながらピアニスト&研究家の視点から書いていらっしゃいます。
(私は「神童」は、テレビで放送された映画を観ただけで原作は知りません。
「ピアノの森」は読んでません。)

のだめって、すごかったんですね。
音楽家の気持ちを代弁してくれていたとか、CDの売り上げに貢献したとか。
クラシックには馴染みのなかった人達に興味を持たせたり(*^_^*)

のだめや千秋の言葉からいろいろな話題について語ってくれた青柳さん。
気楽に楽しく読ませていただきました。
章や見出しの付け方が面白いんです。
「一回読譜したらとっととやるぞ!」とか「楽譜どおり弾け!」とか。
これ、千秋の言葉ですね。
またのだめが読みたくなっちゃった

私が興味を持ったのは、まず暗譜のところ。

専門家の皆さんは特殊な能力があって、暗譜など苦にならないのだろうな、と思っていたらさにあらず。音大生もピアニストもみんな暗譜には悩まされているようで、そう聞くと気が楽になる私です(^_^;)

暗譜のしかたについてアルトゥール・ルビンシュタインのことばが引用されています。

「まず手で覚えなさい。それだけでは不充分だから、頭もしっかり使って、たとえばあるフレーズは1回目はこうだが2回目は…~」


んー。やっぱり、手だけとか譜面のコピーだけとかじゃダメなんですね。

ちょっと気になる文が。

暗譜が怪しくなるのは40歳を過ぎてからです。
リストは36歳でさっさと演奏活動から引退してしまい、他人にだけ「暗譜を忘れる恐怖」を残して行ったのですから、ちょっとずるいですね。


いいえ、とってもずるいです
わたし、40歳をとうに過ぎてますけど(@_@)
イバラの道か?!
クララ・シューマンも年齢とともに暗譜が辛くなったようです。

暗譜の悩みはずーっと続くのかな。
でも、私はプロじゃないので、あと数年もしたらコンクールなど出ないだろうし発表会もどうなるかわからないから、堂々と楽譜を見ながら弾けばいいや、と思います

最後の9章「ピアニストは本当に不良債権か?」で衝撃の事実が
オーケストラの団員が食べていかれなくて自宅で生徒をとって教えなくてはならないという話はずっと前に聞いたことがありました。でも、ピアニストも、いえ、大方の音楽家が自費(しかも、ほとんど赤字)で公演をしなければならないほど大変な状況におかれているとは思いもしませんでした。
わずかな人を除いて、本当に不良債権ですね
それでも音楽を続けていくのは、大きな魅力があるからなんでしょう。

今、趣味とはいえピアノを弾いていられることに感謝です。

他に、アシュケナージやバレンボイムがもともと指揮者志望だったとか、コンサートプログラムについてとか、興味深いことが書かれていました。
また、のだめや千秋はこうやってできあがったのか…と思えるエピソードがたくさん。
ちょっと残念なのは、のだめの解説が長いので(^_^;)それを差し引くと正味内容は半分くらいになってしまうかな、というところ。その分★マイナス。

評価:★★★

佐渡さんのことは何度かテレビでお見かけして「大きな人」と思っていただけでした。
そのうち、辻井さんの番組でいつも出てくるから「どんな人?」と興味を持ちました。
すると、今度はベルリンフィルを指揮する!と。
ひょっとしてすごい人なのかも。。。

僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫)僕はいかにして指揮者になったのか (新潮文庫)
(2010/08/28)
佐渡 裕

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佐渡さんってフルートやってたんですね。
驚きました。
指揮者でフルートやってた人ってどのくらいいるでしょうか?

小澤さんの本を読んだ時も思いましたが、
成功する人って、やっぱりケタ外れなんだなぁ。
枠にはまってチマチマしてない。
それと、人間的にとても魅力的でなければならない。
もちろん、音楽に対する情熱を人一倍持っていることが前提。
そういう人じゃないと、いくら知識があっても一流オケの指揮者にはなれないらしい。

成功するまでには多くの人との出会いが必要で、
(のだめの中で佐久間さんが言っていた通り^^;)
その人たちの支えてくれた階段を一歩一歩上っていくんだなぁ~と思いました。

小澤征爾さんとバーンスタインさんに見出された佐渡さんがこれからどんな指揮をなさるのか、楽しみです。
5月にはベルリンフィル、やるんですよね。
期待しています。
…とはいうものの、はたして中継あるのかなぁ?

今日はお天気が悪く、1日中家でゴロゴロしておりました。
そんな中、注文しておいたCDが届きました。

3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集3つのジムノペディ~サティ・ピアノ作品集
(2003/06/25)
ロジェ(パスカル)

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ポツンポツンと奏でられるサティの音。
ボーっとしているときにはちょうどいいですね。

時に物悲しく、時に皮肉っぽいサティの音楽。
不思議な雰囲気に包まれた美しい音です。

いつか自分で弾く時がくるんだろうか。
ジムノペディは弾いてみたいな。

今日はカーネギーホールに行ってきました
もちろん、ウソです。

小澤さん&サイトウキネンのCDが届きました
予約して買ってよかった~。
今日見たら、amazonではすでに入荷待ち状態でした

奇跡のニューヨーク・ライヴ奇跡のニューヨーク・ライヴ
(2011/01/26)
サイトウ・キネン・オーケストラ 小澤征爾

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なんといったらいいんでしょう。
水量が豊富な川の流れというか…
分厚い毛布に包まれたような心地よさと安心感がありました。

テンポは遅めです。
若々しさとかみずみずしさはないです。
深みのある音楽でした。

1音1音大切に心をこめて送り出した、そんな演奏ではないかと思いました。

心にしみる音楽、ありがとうございました。

新年最初のお買いもの、届きましたよ~

1つはコレです。
今聴いてますが、ホント良いですね~

ラファウ・ブレハッチIIラファウ・ブレハッチII
(2006/01/21)
ブレハッチ(ラファウ)

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もう1つはこちら。
ちょっとくらいは勉強しようかと。。。

ドビュッシー (作曲家・人と作品シリーズ)ドビュッシー (作曲家・人と作品シリーズ)
(2007/05/10)
松橋 麻利

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ちょっと見ただけですけど、巻末に年譜や作品一覧、人名索引などが付いていて結構良さそうです。
お値段が¥1,470というのもありがたいです。
読み終わったらまたご報告します。

しかし、こんな時間に届くなんて(22:00少し前ですよ)配達の人、大変ですね。
どうぞお体に気をつけて。

ショパンを廻るパリ散歩―ロマン派時代の音楽事情ショパンを廻るパリ散歩―ロマン派時代の音楽事情
(2009/08/01)
中野 真帆子

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ショパンがパリに到着してから歩んだ道を、絵や写真とともに紹介しています。
ショパンと関係のあった人物の顔がわかるようになっていて、ありがたいです。
当時の社会的背景が説明されている点も良いと思います。

ショパンがサンドと共に滞在したマヨルカ島の修道院の様子は初めて見ました。
僧院内の薬局や図書室の写真もあります。

また、パルマに数週間滞在した「風の家」で使用していたマヨルカ製のピアノはショパンをイライラさせたようですが、このピアノから「前奏曲Op.28-2, 28-4」や「マズルカ ホ短調 Op.41-2」が生まれたというエピソードも紹介されています。 (これらの曲を聴くと、なるほど^^;と思えます)

残念なのは、写真の選び方に??と思うところがあったことです。
この本の副題には「ロマン派時代の音楽事情」とついています。

ショパンの最初のアパート「ポワソニエール大通り27番地」の5階からの眺めはすばらしかったらしいのですが、現在の写真を載せても全く風景は違うわけだし…はす向かいのブルバン・ホテルは関係ないでしょ。それに、現在のルーブル美術館の写真がなぜ?

これではとても「想いを馳せる」わけにはいかず、「観光ガイドか?」とがっかりしたのでちょっとマイナス。

評価:★★★