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キーシン自伝

エフゲニー・キーシン自伝エフゲニー・キーシン自伝
エフゲニー・キーシン (Evgeny Kissin) 森村 里美

ヤマハミュージックメディア 2017-03-19
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こんな本が出版されていたなんて知りませんでした(^^;不覚。

ちょっと前まで大ファンだったキーシン(すみません、今はランランが1番です(^^;)。
今まで、テレビやネット、CDなどで演奏はたくさん聴いてきましたが、どんな人なのかは知りませんでした。
どんなふうに育ったらあんなステキなピアニストになるのだろうという疑問に対していくつか答えが得られた気がします。
あとは生演奏、聴きたいですね(#^^#)

キーシンはピアノを弾いてばかりいるわけではありませんでした。
自らのルーツであるユダヤ民族のこと、政治のこと、詩のことなどについても勉強し、意見を持っていました。

また、子供の頃のことや学校でのこと、ピアノの先生のことなどが興味深かったです。
奥様との出会いもこんな頃に!(^^;とか。
1つだけ書くと、キーシンのピアノの先生はずっと一人で、先生は自らお手本を弾かないのだそうです。模倣になってはいけないからと。

*私は先生に弾いてもらうのがいいんですけど、どうなのでしょう。言葉で言ってもらうより伝わるんですよね。物まねにはなっていないと思うのですが、今度先生に聞いてみることにします。

キーシンの演奏、生で聴いたら、その音の向こうにどんなものが見えるのでしょうか。
いつかチケットが取れることを期待して、楽しみにしています。



ちょっと話変わって…
いつも不思議に思うのですが、才能ある人の周りにはいつも人が寄ってきて援助してくれたり人を紹介してくれたりと、サポートしてくれるのですね。キーシンの場合も人が人を呼び…という感じだったようです。

ふと、日本に目を向けてみると辻井伸行さんに思い当たりました。
辻井さんも幼い頃から才能を開花させてきましたが、それにはお母様が懸命に環境を整えたこと、佐渡裕さんをはじめ音楽家の方々が辻井さんの将来を見据えて暖かくサポートしてきたおかげでしょう。

才能を育てるってこういうことなのですね。
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ポアロのクリスマス

ポアロのクリスマス (クリスティー文庫)ポアロのクリスマス (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 村上 啓夫

早川書房 2003-11-10
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シメオン・リーという裕福な老人がクリスマスに子供たちとその家族を屋敷に呼び寄せる。
しかし、そんなことは誰もが「思ってもみないこと」だった。

老人は気難しい性格で、子どもたちとあまりうまく行っていなかった。
そのうえ、娘の子ども=孫とはこれまで一度も会ったことがなかった。
そんな人たちをみな集めるというのはどういうことなのか?

遺産、殺人…そして、みんなの嘘。
犯人がビックリでした。
もうちょっと何か言っといてくれないと(^^;犯人わからないですよー。

ドラマの方はジャップ警部が出て来てユーモラスな場面があり、良かったんじゃないかな、と思います。
こちらの方が伏線が仕込まれていてわかりやすかったです。

『どこかでベートーヴェン』

どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
中山 七里

宝島社 2017-05-09
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題名に”ベートーヴェン”とあるので買ってみたのですが…もちろん、音楽の話も出てくるのですが…
舞台は音楽専攻クラスのある高校。

この前、『蜜蜂と遠雷』を読んでとても感動してしまったのでどうしても比べてしまいます。
ジャンル(というか、書きたい対象)が違うのだから比べてはいけないんですけどね。
あちらは作者ご本人がピアノを弾く人で、ピアノを愛している人。
ピアノとピアニストとその周りの人々、音楽界のことを書きたかった(のだと思う)。

こちらは、おそらくご本人はピアノを弾かない人。(読んでいて感じます)
音楽と関連付けてはいるけれど、音楽のことばかりを書きたいわけじゃなく、ミステリ?
でも、犯人はすぐわかってしまいました。

ということで、残念ながら私の好みではありませんでした。

手に取った時、思ったより分厚い本だと思ったのですが、それは重複して書いている部分が多すぎるから。
あまりに何度も言われると「もういいわ」と思ってしまう。

好きな本は「あぁ、もう終わってしまう」と思うけれど、これは「まだあるの?」でした。

ベトベンソナタ『月光』、『悲愴』、ベヒシュタインが出てきました。

中山七里さんって、あぁ『さよならドビュッシー』の作者なんですね。
テレビで放送された映画なのかドラマなのか?を観たことがあります。
原作に忠実だったのかどうかはわかりませんが、変わった作品だな、と思いました。
今思うと、映像に助けられた部分が多かったのかな?(^^;
この作品も映画ならいけるのかもしれません。

死との約束

死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 高橋 豊

早川書房 2004-05-14
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これも遺跡発掘現場付近の話。
うーん、これは違う場所に設定したほうが良かったんじゃないかなぁと思いました。
ここである必要がないような…。

まぁ、当時としてはそういう場所に休暇を過ごしに行く人もいたのかもしれませんけど。

人物描写が長くて、殺人が起こるまでだーいぶかかります。1/3以上過ぎてからようやく動きが出てきます。それまで退屈してしまって(^^;長いなぁと。
「女看守」という職業も、かなーり特殊に思えました。

ボイントンというちょっと特殊な家族がいて、家長であるボイントン夫人が子供たちを精神的に抑圧してコントロールしている。
年齢的にも病身であることからも、身体の自由は効かないのに態度は高圧的でとっても失礼。
そんな人だから、亡くなっても誰も悲しまない。

しかし、”殺人”となればポアロさんは黙っていられません。
人の命を奪うという行為は裁かれなければなりません。

これ、ヒットしたのかなぁ…?(;^ω^)

ということで、この作品は私の中では下のランクでした。

ドラマの方では手を加えて、少し盛り上がる部分もあります。
でもねえ、結末、全然違うんですけど~(~o~)

次は『ポアロのクリスマス』です。

もの言えぬ証人

もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-12
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ポアロさんに1通の手紙が届きます。
差出人は高齢のご婦人のようですが、日付が変なのです。
なんと2か月も前(+o+)

ポアロさん、気になって訪ねて行きます。
すると、お亡くなりになったと(・・;)
長らくご病気だったということで、だれも怪しむ人はいないようですが、どうも腑に落ちません。
ポアロさんの推理が始まります。

お屋敷にはボブというテリア(ワイヤーヘアードテリア=wirehaired fox terrier)がいました。
とても活発で、ボール遊びが好きな犬です。
階段の上から落としてみたり、人に投げてもらって取りに行ったり(*^^*)
ご婦人が亡くなった時、この犬はどこにいたのかが1つの鍵になりました。

お金に困った親族たちがたくさん出てきます(^^;
でも、遺言により遺産はすべて付き添いをしていた女性に渡ってしまいました。
親族は怒り心頭、とつぜん多額の財産が転がり込んだ女性は驚き、狼狽します。

どこかおかしい。

聞き込みをしていると、病気で亡くなる前に階段から転落(翻訳では”墜落”)する事故があったといいます。

依頼者が亡くなっているのですから、もうそこでおしまいにしてもよさそうですが、でも気になりますよね(^^;
さて、ポアロさんはこの事件をどう解決するでしょうか。

犯人は…あ~そうなんだ…という人でした。
心理学的に推察した結果です。

次は『ナイルに死す』なのですが、本が手に入らないので飛ばして『死との約束』です。

1つ残念なのは、今回の『もの言えぬ証人』以降、ヘイスティングズが出てこなくなるらしいのです。。。最後の『カーテン』まで。



<余談>
NHKでポアロシリーズをずっと放送していたので録画してあって、なるべく本を読み終わったら観るようにしています。
時間制限のあるテレビ番組ですから、登場人物が省略されていたり一人二役になっていたり、多少は仕方ないのですが、この作品だけはいろいろと許せないところがありました。
第一に、ポアロさんが遺言の書き換えを勧めたというんですから。
ポアロさんがそんなことするわけないじゃないですか、危ない!姪の夫という人もいつも怖いくらいに怒ってばかりで…そんな人じゃないのに。ボートの設定もいらなかったな。

エンターテイメント性を追求するだけでなく、登場人物のキャラクターを大事にしてほしいと思いました。

ひらいたトランプ

ひらいたトランプ (クリスティー文庫)ひらいたトランプ (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 加島 祥造

早川書房 2003-09-30
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カードゲームがわかればもっと楽しかったんだけど…。

ポアロさんはシャイタナという人物からパーティに招待されます。
そのパーティはひどく悪趣味で、「殺人者たちを集める」のだという。

パーティでは2つのグループに分かれてブリッジが行われました。
このグループ分けに何か意味があったのでしょうか。
カードゲームの最中に主催者のサイタナ氏が亡くなります。

パーティには、探偵であるポアロさんのほかに警視、諜報局員、探偵作家たちが招待されていました。
とても意味ありげですね(^^;
これらの人々が協力して犯人を見つけようと動き出します。

クリスティーはやはり人の性格を深く考える人なんですね。
ポアロさんはブリッジの点数表からいろいろなことを読み取っています。

途中までは私の推理が当たってると思っていたんですけどね…やっぱり裏切られました。
だいぶクリスティーの考え方が分かってきたと思ったんですけど、まだ修業が足りないのでしょうか。

次は『もの言えぬ証人』です。
ワンちゃんが出てきますね(^_-)

メソポタミヤの殺人

メソポタミヤの殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)メソポタミヤの殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-12
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クリスティーは2番目のご主人ととても幸せな時期だったんでしょうね~(*^^*)と想像を膨らませながら…殺人事件ですけど(^^;

遺跡の発掘現場で殺人が起こります。
怖いですね、こんな何もないところで。
暗い所でちょっと背中を叩かれただけでも飛び上がりそうです(@_@;)

ずっと仲良くやってきた遺跡チームなのに、隊長であるライドナー博士(考古学者)の妻ルイーズがやってきてから雰囲気が悪くなったようです。
遺跡には全く興味がなさそうな奥さん。
美人で、男性たちの気を引こうとしている妖婦?
その奥さんが何かにおびえている。
そして…殺された。

なぜ殺されたのか。
お金?憎しみ?

そういえば、女性からは良く思われていなかったようですよ、この奥さん。
では、犯人は女性?

愛って怖いですね(@_@;)

次は『ひらいたトランプ』です。

ABC殺人事件

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 堀内 静子

早川書房 2003-11-11
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南アメリカで農場を経営しているヘイスティングズが、用事の為イギリスにやってきてポアロさんを訪ねます。
そこでポアロさんから「これをどう思いますか?」と見せられたのが1通の手紙。

差出人はABC。
”今月21日のアンドーヴァーに注意することだ”と書かれているのですが、何をすべきかわかりません。

いったい相手は誰なのか、何が目的なのか。。。
ポアロさんへの挑戦なのか、嫌がらせなのか?

でも、1つだけ予感がありました。「殺人」ではないかと。

連続して殺人が起こります。
不思議なことに、現場にはいつも1人のセールスマンが居合わせました。
およそ殺人とは関係のなさそうなこの男、どういう人なのでしょうか。

また、被害者たちのつながりは?
いくら調べても関係はなさそうに見えます。

さぁ、ポアロさん、解決できるでしょうか。

あまりにも有名な作品ですが、有名なのには理由があるんですね。
こんな殺人事件、とても思いつきません。
人間の心理をよくご存じのクリスティーだからこそ書けたのでしょうね。

次はメソポタミアの殺人です。

蜂蜜と遠雷

蜜蜂と遠雷蜜蜂と遠雷
恩田 陸

幻冬舎 2016-09-23
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あ~、終わってしまった。
二段組のこの本を一気に読んでしまった。

本の中に引き込まれ、ずーっと見ていた。
それぞれの心の動きと音楽を。
一人一人の溢れるほどの思いを感じ、同化していた。
もっともっとそこに居たかった。
濃厚な時間。

私の中にあったバラバラのものが1つになっていくような気がした。

読み始めてすぐ、筆者がピアノ経験者であること、ピアノが好きであることが分かった。
そうでなければ、こんな風には書けない。

コンクールをめぐる環境、審査する側、される側、音楽とは何か、音楽家たちの成長と行く末。
色々な視点から客観的に、かつ、ぼかすことなくしっかりと書いてあると思いました。

登場人物一人一人の心情がとてもよく描かれていて、心が満たされました。
よくここまで書いてくださった。

ありがとうございました。

『バッハ・リサイタル』

バッハ・リサイタルバッハ・リサイタル
ブレハッチ(ラファウ)

ユニバーサル ミュージック 2017-02-21
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首を長~くして発売を待っていました。
ようやく手元に届いてハッピーであります(^^♪
とっても良かったですよ。おかげでまたやりたい曲ができてしまって困ってます(~o~)

購入にあたり、輸入盤と日本版とで迷ったのですが、ひょっとしたら日本限定の何かがついてるかもしれないし、解説は読みたいし…英語でも読めなくないけど(^^;果たしてついてるのか?…と思い、日本版にしました。
1曲余計についてるとか、写真集があるとか、そんな特別なことはなかったようですが、解説はしっかり読ませていただきます。

輸入盤の方が発売日が早かったので、それがなんとも辛かったです(:_;)
先に手に入れた方が「良かった」と言うとなおさら。
ようやく落ち着きました。

いいですよ~。
安心して聴いていられる。
彼は聴く者を裏切らない。
ブレハッチの音、好きなんですよね。
久しぶりに聴けて、モチベーション上がりました(*^^*)
*今年リサイタルで来日するという話なのですが、実現すれば当然聴きに行きますヨ!

最後に『主よ、~』が入っているのですが、もうね、ずーっと聴いていたいくらいです。

もちろん、ブレハッチの演奏が全て好みなのか?というとそうはいかないのですが、この「人」のファンでもあるので、彼がどんな曲を選びどんなふうに弾くのか、それが毎回楽しみなのです。

これはいいけどこれはちょっと…と思うこともあります。でも、そう思うことは悪いことではなく、自分も音楽を奏でる一人として感じ方に違いがあって当然なのだから(演奏の腕前は別として)、むしろそういう違いが分かることはいいことなのだと思っています。
例えば、ベトベンで私が持つ曲のイメージと違っても、それは彼の解釈、彼の演奏なので、「ブレハッチらしい」と思って楽しんでいます。
そして、「私はこういう風に弾くよ」、と思います。

イタリア協奏曲、早く自分の演奏を録音して比べてみたいです。
1楽章さえまだぎこちなくて(^^;先は長そうですが。
技量不足はいかんともしがたい(-.-)
でも、どういう風に弾くかは自分の頭の中にあって、ブレハッチのとは違う。
先生に近いかな、やっぱり(^^)

パルティータの1番も久しぶりに聴いて、気持ちが新たになりました。
早くやらないとなぁ(^^ゞ

それより、今回のCDの中でまたやりたい曲ができてしまって困りました(≧◇≦)
幻想曲とフーガ イ短調。
あーやりたいやりたい!!
でも、ひょっとして難しいのか?コレ?

平均律も終わってないのにまぁいろいろと…我ながら呆れる(;^ω^)

1つずつ片づけないとどれもやりっぱなしになりますから(^-^;気を付けないとね。
とっととイタリアやりましょう。

では、練習します。

雲をつかむ死

雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 加島 祥造

早川書房 2004-04-16
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アガサ・クリスティーは列車での旅が好きだったそうですが、飛行機はどうだったのでしょう?
今回は飛行機内での殺人。
当時の飛行機は今のように大勢の人が乗れるわけではありませんから、とても狭い範囲での殺人。
当然、乗客の中に殺人犯がいるわけです…怖いですね(◎_◎;)

亡くなったのは金貸し業をしていた年配の女性。
ということは、お金に困っていた人…?
アガサ・クリスティ―の作品の中ではよくお金のない人が出てきますよね。
貴族なのに財産を全部使ってしまったとか(^^;
今回はどうなんでしょうか?

ポアロさんも乗客の一人。
どうやら毒矢で殺されたらしいのですが、その方法とは?
吹き矢の筒が見つかりました。ポアロさんの座席のところで。え?
しかし、乗り物酔いのため(^^;ポアロさんは事件に気付かなかったのです。
そこで、全員の所持品検査や面接(?ポアロさんの場合、尋問という感じじゃないですもんね)から捜査を始めていきます。

ジャップ警部は出てきますが、ヘイスティングズは出てきません。

とても魅力的なお嬢さんがいて、ポアロさんと多くの時間、行動を共にします。

犯人、割と近くにいたんですねぇ。。。意外な人でした。

ポアロさんったら、結構恋愛には敏感なのですね。
恋のキューピット役も果たしましたヨ(*^^*)

次は『ABC殺人事件』です。

テレビドラマで何度も観ている作品でも、小説を読むと全然違いますね。
ドラマは時間制限の関係でしょう、場面設定が変わっていたり、登場人物が省かれていたり一人で二役させていたりしますから、その点は味気なくなります。
一方、わかりづらかった背景が映像の助けで鮮やかになったりします。
私は…どちらかと言われれば、やはり小説の方がいいかな。

三幕の殺人

三幕の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)三幕の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-10
売り上げランキング : 88097

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今回はちょっと変わった作り方だな、と思います。
ポアロさんがほとんど出てこないんです。

全部で3件の殺人が起こるのですが(だから”三幕”)、現役を引退した俳優チャールズとそのガールフレンド、チャールズの友人サタースウェイトの三人がメインとなって事件を解決しようとします。
ガールフレンドがなかなか行動力のある活発なお嬢さんです(^^;

戯曲なのか?と思ったのですが、そうでもないらしく、戯曲仕立てになっているんですね。
私が演劇に興味がないのもいけないのかもしれません。
最初の方で有能な秘書のことを悪く言うシーンがあって、その辺も気分良く読めませんでした。

で、アメリカ版とイギリス版で話がちょっと違うらしく…。うーん。

次、『雲をつかむ死』。

オリエント急行の殺人

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie 山本 やよい

早川書房 2011-04-05
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結末を知っていても最後まで読んでしまえるというのは、やはりすごい。
オリエント急行という列車の中での殺人。しかも、大雪で閉ざされ孤立した車内。
つまり、舞台はものすごく狭い。
しかし、読んでいる間、退屈することなくそれぞれの乗客の顔や姿を想像することができる。

犯人は怪力の男であり、非力な男であり、女であり、右利きであり、左利きである

そんな謎解きをポアロさんとともに最後まで楽しみました。

エッジウェア卿の死

エッジウェア卿の死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)エッジウェア卿の死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 福島 正実

早川書房 2004-07-15
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美人で一流の女優、ジェーン・ウィルキンスンからの依頼は「夫と別れさせてほしい」というものだった。
その夫というのがエッジウェア卿。
どうやら性格的にひどく変わった人らしい。
いつもならきっぱりとお断りするポアロさんですが、この女優さんの勢いに押され気味で…最終的には「エッジウェア卿に対する心理的興味」に負けた?のか、エッジウェア卿と会談することになります。

エッジウェア卿との会談は驚くものでしたが、その後、エッジウェア卿が殺害されて事件へと発展してしまい、何が何やら。
どうして?

犯人は誰か?
なぜ殺さねばならなかったのか?

これだけにとどまらず殺人が続きます。
ポアロさんはだいぶ苦戦を強いられている様子で、そばにいるヘイスティングズもイライラしたり心配したり大変です(*´з`)

もう一人、カーロッタ・アダムズという女優さんが出てくるのですが、こちらは物まねをやったりする実力派女優。
妹思いの優しくて堅実な女性のようです。
この2人の対比も面白いですね。

最後は…こんな終わり方もあるんだな、と。
ある意味、潔いと言えばそうなんですけどね。

人物描写が結構あって、その辺は好きだったのですが、どうも2人ばかりよくわからない人がいて。
執事と秘書。何だったのかなぁって。

次はオリエント急行の殺人です。
やっぱり読むのか?(^^; 
今さらですけど、とりあえずまぁ、全巻制覇ということで。

邪悪の家

邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 真崎義博

早川書房 2011-01-07
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8月のある日、ポアロとヘイスティングズは一週間の予定でイギリス南部のセント・ルーという海岸沿いの町に来ていた。お天気も良く、申し分のない休暇に見えるのですが、ポアロさんはつまらなそう(^-^;一生懸命休もうと努力はしてるようですが休めない。ワーカホリックってやつ?(´艸`*)

ポアロさんがつまずいて転んだところ、一人の女性が通りがかり、知り合いになる。
この女性はニック・バックリーといい、岬にあるエンド・ハウスと呼ばれる館の住人であった。
聞けば、ニックは3回も危ない目に遭っているという。本人はさほど危機感を持っていない様子なのが困ったところ。ポアロさんは心配するのですが、のちに思いもよらぬ結果に…。

殺人が起こります。でもすぐに犯人特定には至らず、ポアロさんは「私がそばにいながら」と、自責の念に駆られます。今回はヘイスティングズも一緒なのですが、途中で熱を出して動けなくなったり、あまり積極的な働きは…でも!最後にはヘイスティングズの何気ない一言が突破口となりますよ(^_-)-☆

邪悪の家…終わってみれば確かにそんな風にも見えます。
直感というのはかなり当たっていることが多いのではないでしょうか。

最初は好かれてもすぐに嫌われてしまう人、わかる気がします。

この本で、しみじみとポアロさんが歳を取っているのだと感じます。ヘイスティングズも、ちょっとだけ顔を出したジャップ警部も「昔はね・・・」という感じでお互い歳を取りましたって思わせる部分があります。そうだったんだ。テレビで見ているとあまり感じなかったんですけどね。完全に「引退した後の話」だったのですね。そういえば、ミス・マープルだっておばあちゃんですよね?(;^ω^)そういう人たちの人生経験が推理には大いに役立つのですね。

私も元気で賢いおばあちゃんになりたいです。

次は『エッジウェア卿の死』→『オリエント急行の殺人』と続きますが、少し時間が空くかもしれません。文庫本も結構高いので。オリエントに至っては今更読むかどうか…うーん(;^ω^)って感じですけど。ま、他にも記事を書きますんでお許しを。って、誰も読んでないか(^^ゞマイペースでやります。

青列車の秘密

青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 青木 久恵

早川書房 2004-07-15
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青列車ってブルートレインってことなんですよね(^^;最初に訳した時はそう訳さなきゃいけなかったのかなと、時代を感じました。

列車の中で一人の女性が殺害されます。と同時に、値段のつけられないほど高額な貴重な宝石がなくなります。犯人は誰か。列車から降りた者は?乗った者は?あるいは一緒に乗ったままなのか?

怪しい人はたくさんいます。お金に困った人たちがあちこちに(^^;

出だしから人物がわかりづらく、他の人物もポツポツと出て来て…なんかねぇ、浅く広くって感じの描写かな。
登場人物の一人、キャサリン・グレーという30代の女性がとても魅力的で、テレビドラマの方ではとても美人さんが演じていました。私もこんな人になれたらいいのにと思いました。
原作とテレビドラマではだいぶ話が違います。結構長い話を約1時間半にまとめているので仕方がないとは思いますが、あまりにも…。

ヘイスティングズもジャップも出てこないと、やっぱりつまんないかな(^-^;

次は『邪悪の家』です。

犯罪

犯罪 (創元推理文庫)犯罪 (創元推理文庫)
フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄 進一

東京創元社 2015-04-03
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テレビのドイツ語講座に出ていらした翻訳者の方からこの本に行きつきました。
考えてみたら英米の本ばかり読んでいるんですよ。
で、ヨーロッパの人はどんなことを考えているのだろうかと思ったのです。

犯罪ってアメリカの映画に出てくるような犯罪=特別な人が起こす犯罪ばかりじゃない。
ごく普通の日常生活の中で生まれる。
ドイツの国内事情…移民の犯罪…その陰に隠れた社会や家族の問題も忘れてはいけないのだと思い知らされました。

逆に、自分のことを考えるといかに幸せなのかと。。。

重い内容でしたが、短編になっているので救われました。
たぶん、こういう類はもう読まないと思うけれど、一度読んでみてよかったと思います。

しかし、ドイツに行くの怖くなっちゃったな(当分行かれないけど)。
日本だって同じようなことは起こり得るし、東野圭吾さんの作品なんか怖いんだけどね。

ビッグ4

ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 中村 妙子

早川書房 2004-03-16
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引退したはず?のポアロさん、事務所に戻ってます(^^;
ヘイスティングズが南米に居を構えて久々にポアロさんに会いに…と思いきや、ポアロさんは旅支度をしています(◎_◎;)
しかも、行き先は南米だそうで(>_<)なんとまぁ。

そんなところへ、突然、意識障害の男が入ってきて倒れます。そして亡くなる。。。
単なる酔っ払いの病死と思いきや、どうやら裏に何かありそうです。

こんな衝撃的な始まり方をした今回のストーリーは秘密結社による殺人。
中国人をリーダーとする4人の頭脳明晰な集団が、自分たちの目的を果たすために次々と殺人を犯していきます。
さすがのポアロさんも今回はかなりてこずっている様子で、命の危険も…!

本当に恐ろしいです。
誰が誰なのか、誰を信用していいのかわからなくなります。
身近にいた人が敵の手先だったり。
周りにいる者はすべて敵と思え、そんな感じです。

ヘイスティングズが訪ねてきたのが7月で、年が変わって1月になってもまだナンバー4の正体がつかめない。
こんなに解決まで時間がかかる作品って他にあったかな?(+o+)

当初は数か月で南米に帰ると言っていたヘイスティングズでしたが、こんな恐ろしい犯罪に巻き込まれたままのポアロさんを一人で放っておくわけにはいかないと、最後まで一緒にいる覚悟です。
そして、ポアロさんとビッグ4の対決はいかに?!

やっぱりヘイスティングズがいないとね(^_-) 前回出て来なくて寂しかったです。
ヘイスティングズは的外れなことを言ったりしますが、それが結構役に立つこともあったりで、その辺ポアロさんとの掛け合いが楽しみです。お互いに気に障って嫌みを言うこともありますが、お互いに大事な友なんですね。よき相棒。

そうそう、ヘイスティングズは第2作で登場した女性と結婚しているようですね。
いや、読んでいるときに「そうかな?」と思ってはいたのですが、確信がありませんでした。
テレビドラマを見ている限りではいつも女性に目が行って「よき伴侶はいつになったら…」という具合でしたから。
この『ビッグ4』でハッキリと奥様がいるということが分かりました。

やはり順を追って読むべきですね(^^;

次は『青列車の秘密』です。

アクロイド殺し

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-12
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あれ?語り手がヘイスティングズじゃない(^^;
3作目にしてもうポアロさんは引退?…カボチャ作ってるし…でも放り投げてる…(^-^;

今回の語り手はシェパード医師。
ヘイスティングズの代わりということでポアロさんの助手を務めることになります。
シェパードさんのお姉さまが「かしましい」方で(^^;この地域の情報通。
ポアロさんはこの人を上手に使ってます。お見事!

ストーリーは、最初から人間関係が複雑ですね。
ふと思ったのですが、昔からヨーロッパは「義理」の関係が多いのかな?

大地主さんが二人いて、どちらも配偶者を亡くしている(片方は夫、もう片方は妻が残った)。
その二人が結婚するとかしないとか、義理の妹親子が一緒に住んでて…。

殺人が起こった時、誰が犯人でもおかしくなさそうな雰囲気。
そのうえ、ポアロさん曰く「みんな隠し事をしている」というのです。
いったい犯人は誰なのでしょう?

1つ1つ、隠し事が明らかになって…最後に残った人は…そうだったのか。。。

次は『ビッグ4』です。

ゴルフ場殺人事件

ゴルフ場殺人事件(クリスティー文庫)ゴルフ場殺人事件(クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 安西 水丸

早川書房 2011-07-08
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今回の依頼はフランスから。
ポアロさんのフランス語が聞きたいな(*^^*)

身の危険を感じたジュヌヴィエーヴ荘の主、ルノー氏から助けを求める手紙が届きます。
報酬はいくらでもお出しする、カレーまで来ていただければ迎えの車を差し向けるとのことでした。

ところが、カレーに着いても迎えの車が見当たりません。
仕方がないのでタクシーで館に行くと門のところに巡査が立っていて「立ち入り禁止です」と言われる。
いったいどうなってるの?!(・・;)

過去に起きた事件と似ている気がする…
捜査では2つの事件と2つの遺体に頭を悩ませることになります。
何と何が、誰と誰が結びついていくのか?

ポアロさんに対抗するようにパリ警視庁のジロー刑事が捜査を始めます。
この二人の対照的な捜査が見もの。
動かずに灰色の脳細胞を働かせるポアロと精力的に動き回って徹底的に証拠を集めようとするジロー刑事。
いい年した大人同士が張り合っちゃって、「どちらが先に犯人を見つけ出すか」に500フランも賭けるんですよ(;一_一)

うーん、なんというか、今回のテーマは愛情なんでしょうか?
スタイルズ荘のときのようにギュッと詰まった感じがなく、引き込まれなかったんですよね。
外から傍観していたという感じで。

殺人事件なので当然悲しい出来事もありましたが、最後は希望の持てる終わり方でした。

それはそうと…ヘイスティングズの惚れっぽさは最初からなんですね(^^;
最終的に奥様になる方はどこに出てくるのでしょうか?

ちょっと気になったのはポアロの言葉遣いです。
『スタイルズ荘の怪事件』とは訳者さんが違うので仕方がないのかもしれませんが、できればシリーズで統一していただけるとありがたいです。

次は『アクロイド殺し』です。