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ホロー荘の殺人

ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-12-01
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ルーシー・アンカテル夫人の招待を受けて訪ねて行ったら、いきなり殺人現場です(@_@;)
でも、なんか変なんですよね。どこか芝居じみている…そう感じたポアロさん。
何が変なのでしょう。

プール脇で撃ち抜かれたのは、やはり招待されて来ていた医師のジョン・クリストゥ。
傍らに立っているのは銃を握った妻のガーダ。
状況から見れば妻が夫を撃った殺人事件。でも、本当にそうなのでしょうか。

60歳を過ぎてもなお魅力溢れる(でもちょっと天然?風変りな(^^;)ルーシーのとりとめのないおしゃべりや人々の心情を長々と記述した作品。
愛情ってなんだろうと考えさせられるストーリー。
色々な愛の形があるのねん(^-^;
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五匹の子豚

五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 山本やよい

早川書房 2010-11-10
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今回は珍しい依頼です。
既に亡くなった両親のことについて調べて欲しいと。
依頼者の女性はカーラ・ルマルション。
両親の亡きあと、カナダに渡って親戚に育てられてきたという。名前も変えて。

カーラの父はエイミアス・クレイル。有名な画家であり、毒殺された。
その犯人はあろうことかカーラの母キャロラインで、1年後に獄中で亡くなったという。
16年も前の話…。当時5歳のカーラは何も知らされぬまま、遠ざけられたのだった。

そもそも、犯人は本当に母だったのか?

ポアロさんは当時の関係者に会いに行き、丁寧に話を聞いていきます。
弁護士、判事、警視。。。
そして、事件当時そこに居た人たち―5匹の子豚―に話を聞き、また当時を振り返って手記を書いてもらうことにしました。
そこから見えてきた本心と隠していたこと(ウソではないが言わなかったこと)、それぞれの言葉の意味をつなぎ合わせていくと…。

5歳のカーラについての記述がほとんどないんですよ。
5歳といえば、結構いろいろなものを見ているし、雰囲気やにおいなども感じているはずなのに。
もう少し書いてほしかったな。

白昼の悪魔

白昼の悪魔 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)白昼の悪魔 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-10-01
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「いったんだれかが殺人を決意したら防ぐことは困難だ」とポアロさんは言います。
確かにそうかもしれませんね。殺人なんて、よほどのことがなければ考えませんから。

小さな島の避暑地にやってきたポアロさん。
ホテルから少し離れた湾のところで女性の死体が見つかります。
被害者はホテルの宿泊客。首を絞められたようです。

犯人は宿泊客の中にいるのか?あるいは外部から?
ポアロさんの推理が始まります。

一人ずつお話を聞くのですが、皆さん時間的なアリバイがあるのです。
でも、何かひっかかる。
そしてパズルのピースを1つずつはめていくように、真実へ。

私としてはもう少し中身の濃いストーリーが好きかな~。
テレビドラマで見ているのでちょっと感動が薄かったかもしれません。

グレン・グールドのピアノ

グレン・グールドのピアノグレン・グールドのピアノ
ケイティ ハフナー Katie Hafner

筑摩書房 2011-08-08
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バッハを聴く時、まずグールドさんの演奏を聴きます。
それくらい私の中ではスタンダードで好きな演奏です。
全ての曲が好みかと言われるとそうでもないのですが、とにかくこの人がいてくれてよかったと思います。

タイトル通り、グールドさんとピアノのことが書かれていますが、それ以外の周りの事柄についても詳しく書かれています。
例えばスタインウェイのこと、有能な調律師さんのこと。

この本を購入したのは何年も前になります。
当時はグールドさんの人となり、ピアノに対する思いなどに焦点を当てて読んでいました。
なんであんなスタイルで弾くようになったのか、なんであんな帽子と手袋…?
どんなふうにしてああいうバッハになったのか、バッハ以外の曲はどう思っているのか…そんなことが知りたかったのです(^^;

で、今回2回目。
今度はピアノそのものについても注視して読むことになりました。
自分でピアノを所有するようになので(*^^*)
また、調律に関してもとても興味を持つようになったので、グールドさんがどんな調律を要求したのか、読んでいてよくわかって面白かったです。

スタインウェイのピアノをこよなく愛し、最後は心ならずもYAMAHAを使用することになってしまったことは、本当にお気の毒なことでした。

そろそろ手放そうと思っていたのですが、今回再読して改めていい本だなと思ったので再び段ボール箱へ(^^;
なかなか本が減りません。。。

おそろし~ 三島屋変調百物語事始

おそろし 三島屋変調百物語事始おそろし 三島屋変調百物語事始
宮部 みゆき 小泉 英里砂

角川グループパブリッシング 2008-07-30
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随分前に買って眠っていた本です。
途中まで読んだところでテレビ化されてしまったのでそのままになって…。でも、本と映像では感じ方が違いますね。本の方が心の動きが直に感じられます。それと、漢字ってやっぱりいいな、と思いました。

袋物屋の三島屋の主、伊兵衛は長兄の娘おちかを預かる。
おちかは嫁入り前の娘だが、不幸があり家に居られなくなったのである。
伊兵衛はおちかの沈んだ心を開放してやろうと一計を案じる。
悩みを抱えた人の話を聞く役をさせようというのである。

さて、人々はどんな悩みを抱えてやってくるのか。
おちかは客人たちの恐ろしい話に耐えられるのか。
そもそもおちかの身に起こった不幸とはいったい?

人の心の奥底を考えさせられました。

ショパン

ショパン (作曲家・人と作品シリーズ)ショパン (作曲家・人と作品シリーズ)
小坂 裕子

音楽之友社 2004-03-01
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コンパクトにまとめられていて読みやすかったです。
巻末に索引も年表もあって便利。
ただ、作品について「ノクターン〇番」というように番号で書かれていない(調と作品番号で書かれている)ので、私にとってはわかりにくいのがちょっと難。

ショパンのことがいろいろわかって今まで思い描いていた人物像がちょっと変わってきました。

ショパンって、身体も弱いんだけど物凄く気の弱い人で、誰かがそばにいてくれないとダメなタイプ(^_^;)
だけど、こだわりが強くて、身なりや持ち物には一切妥協しない。お金がなくても。
才能のある人にしかレッスンしない。
 
そんなことを聞くとすっごく嫌な奴(;一_一)って思えるのですが、でもね…。

すぐ具合悪くなっちゃうんだし、効率よく稼がなきゃならなかったわけでしょ。
贅沢が身に付いちゃってるのは、だって育ちが…子供の頃から貴族や知識人の中で育ってるから仕方ないかもしれない。
あるいは、異国で見下されないように精いっぱい頑張ってたのかもしれない。

そんなことをあれこれ考えながら、合わせて音楽も聴きながらゆっくり読んでいました。

これから演奏の方に活かせるといいのですが…。

96歳のピアニスト

96歳のピアニスト (小学館文庫)96歳のピアニスト (小学館文庫)
室井 摩耶子

小学館 2017-04-06
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お名前だけは以前から知っていたのですが…。

少し前、ラジオのFM放送で室井さんの演奏をお聴きしてビックリ。
曲はベートーヴェンの月光。その場で弾いてくださったようです。

最初は「ご高齢だから…」と、それほど期待していなかったのですが(大変失礼しましたm(__)m)、演奏が始まった途端「えーっ(+o+)」と声が出てしまい、最後まで聴き入ってしまいました。
しっかりとした演奏。そして、魂を聴いたような気がしました。
日本人でこんな演奏を?!

演奏を交えた対談番組だったのですが、お話を聞いていると「本当にピアノが好きで」今までやっていらしたことが伝わってきました。今までどのように暮らしていらしたのだろう?なぜ今までこの方を知らなかったのだろう?

何でもドイツに長いこといらっしゃったそうで、名演奏家のご教授を賜ったとのこと。
あー、なるほど。。。

そしてこの本を。
難しいことは全く書いてなくて、室井さんが喋っているような感じ。

ピアノ中心の生活。
自由な日常。
常識にとらわれない考え方。

そんな室井さんの素敵なお人柄を知り、ますますファンになりました。
もっと早く知っていればよかったと、残念でなりません。

楽しかった。

愛国殺人

愛国殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)愛国殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 加島 祥造

早川書房 2004-06-14
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歯医者さんの話から始まって…1人、2人…3人が死亡(;^ω^)
立派な人ではなくとも、人の命はみな同じ。ポアロさんの信念です。

歯医者さん大嫌いみたいですね、ポアロさん。
いや、誰だって嫌いですけど。

歯科医のモーリー氏が死亡。
自殺なのか?いや、そんなはずは…。
自殺でないとすれば他殺。
犯人はどこから?
患者を一人一人探っていく。

なんとなく翻訳がしっくりこなくてよくわかりませんでした。
テレビシリーズで見ているので内容は大体わかっているのですが、そのうち原書で読みたいです。

キーシン自伝

エフゲニー・キーシン自伝エフゲニー・キーシン自伝
エフゲニー・キーシン (Evgeny Kissin) 森村 里美

ヤマハミュージックメディア 2017-03-19
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こんな本が出版されていたなんて知りませんでした(^^;不覚。

ちょっと前まで大ファンだったキーシン(すみません、今はランランが1番です(^^;)。
今まで、テレビやネット、CDなどで演奏はたくさん聴いてきましたが、どんな人なのかは知りませんでした。
どんなふうに育ったらあんなステキなピアニストになるのだろうという疑問に対していくつか答えが得られた気がします。
あとは生演奏、聴きたいですね(#^^#)

キーシンはピアノを弾いてばかりいるわけではありませんでした。
自らのルーツであるユダヤ民族のこと、政治のこと、詩のことなどについても勉強し、意見を持っていました。

また、子供の頃のことや学校でのこと、ピアノの先生のことなどが興味深かったです。
奥様との出会いもこんな頃に!(^^;とか。
1つだけ書くと、キーシンのピアノの先生はずっと一人で、先生は自らお手本を弾かないのだそうです。模倣になってはいけないからと。

*私は先生に弾いてもらうのがいいんですけど、どうなのでしょう。言葉で言ってもらうより伝わるんですよね。物まねにはなっていないと思うのですが、今度先生に聞いてみることにします。

キーシンの演奏、生で聴いたら、その音の向こうにどんなものが見えるのでしょうか。
いつかチケットが取れることを期待して、楽しみにしています。



ちょっと話変わって…
いつも不思議に思うのですが、才能ある人の周りにはいつも人が寄ってきて援助してくれたり人を紹介してくれたりと、サポートしてくれるのですね。キーシンの場合も人が人を呼び…という感じだったようです。

ふと、日本に目を向けてみると辻井伸行さんに思い当たりました。
辻井さんも幼い頃から才能を開花させてきましたが、それにはお母様が懸命に環境を整えたこと、佐渡裕さんをはじめ音楽家の方々が辻井さんの将来を見据えて暖かくサポートしてきたおかげでしょう。

才能を育てるってこういうことなのですね。

ポアロのクリスマス

ポアロのクリスマス (クリスティー文庫)ポアロのクリスマス (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 村上 啓夫

早川書房 2003-11-10
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シメオン・リーという裕福な老人がクリスマスに子供たちとその家族を屋敷に呼び寄せる。
しかし、そんなことは誰もが「思ってもみないこと」だった。

老人は気難しい性格で、子どもたちとあまりうまく行っていなかった。
そのうえ、娘の子ども=孫とはこれまで一度も会ったことがなかった。
そんな人たちをみな集めるというのはどういうことなのか?

遺産、殺人…そして、みんなの嘘。
犯人がビックリでした。
もうちょっと何か言っといてくれないと(^^;犯人わからないですよー。

ドラマの方はジャップ警部が出て来てユーモラスな場面があり、良かったんじゃないかな、と思います。
こちらの方が伏線が仕込まれていてわかりやすかったです。

『どこかでベートーヴェン』

どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)どこかでベートーヴェン (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
中山 七里

宝島社 2017-05-09
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題名に”ベートーヴェン”とあるので買ってみたのですが…もちろん、音楽の話も出てくるのですが…
舞台は音楽専攻クラスのある高校。

この前、『蜜蜂と遠雷』を読んでとても感動してしまったのでどうしても比べてしまいます。
ジャンル(というか、書きたい対象)が違うのだから比べてはいけないんですけどね。
あちらは作者ご本人がピアノを弾く人で、ピアノを愛している人。
ピアノとピアニストとその周りの人々、音楽界のことを書きたかった(のだと思う)。

こちらは、おそらくご本人はピアノを弾かない人。(読んでいて感じます)
音楽と関連付けてはいるけれど、音楽のことばかりを書きたいわけじゃなく、ミステリ?
でも、犯人はすぐわかってしまいました。

ということで、残念ながら私の好みではありませんでした。

手に取った時、思ったより分厚い本だと思ったのですが、それは重複して書いている部分が多すぎるから。
あまりに何度も言われると「もういいわ」と思ってしまう。

好きな本は「あぁ、もう終わってしまう」と思うけれど、これは「まだあるの?」でした。

ベトベンソナタ『月光』、『悲愴』、ベヒシュタインが出てきました。

中山七里さんって、あぁ『さよならドビュッシー』の作者なんですね。
テレビで放送された映画なのかドラマなのか?を観たことがあります。
原作に忠実だったのかどうかはわかりませんが、変わった作品だな、と思いました。
今思うと、映像に助けられた部分が多かったのかな?(^^;
この作品も映画ならいけるのかもしれません。

死との約束

死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 高橋 豊

早川書房 2004-05-14
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これも遺跡発掘現場付近の話。
うーん、これは違う場所に設定したほうが良かったんじゃないかなぁと思いました。
ここである必要がないような…。

まぁ、当時としてはそういう場所に休暇を過ごしに行く人もいたのかもしれませんけど。

人物描写が長くて、殺人が起こるまでだーいぶかかります。1/3以上過ぎてからようやく動きが出てきます。それまで退屈してしまって(^^;長いなぁと。
「女看守」という職業も、かなーり特殊に思えました。

ボイントンというちょっと特殊な家族がいて、家長であるボイントン夫人が子供たちを精神的に抑圧してコントロールしている。
年齢的にも病身であることからも、身体の自由は効かないのに態度は高圧的でとっても失礼。
そんな人だから、亡くなっても誰も悲しまない。

しかし、”殺人”となればポアロさんは黙っていられません。
人の命を奪うという行為は裁かれなければなりません。

これ、ヒットしたのかなぁ…?(;^ω^)

ということで、この作品は私の中では下のランクでした。

ドラマの方では手を加えて、少し盛り上がる部分もあります。
でもねえ、結末、全然違うんですけど~(~o~)

次は『ポアロのクリスマス』です。

もの言えぬ証人

もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-12
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ポアロさんに1通の手紙が届きます。
差出人は高齢のご婦人のようですが、日付が変なのです。
なんと2か月も前(+o+)

ポアロさん、気になって訪ねて行きます。
すると、お亡くなりになったと(・・;)
長らくご病気だったということで、だれも怪しむ人はいないようですが、どうも腑に落ちません。
ポアロさんの推理が始まります。

お屋敷にはボブというテリア(ワイヤーヘアードテリア=wirehaired fox terrier)がいました。
とても活発で、ボール遊びが好きな犬です。
階段の上から落としてみたり、人に投げてもらって取りに行ったり(*^^*)
ご婦人が亡くなった時、この犬はどこにいたのかが1つの鍵になりました。

お金に困った親族たちがたくさん出てきます(^^;
でも、遺言により遺産はすべて付き添いをしていた女性に渡ってしまいました。
親族は怒り心頭、とつぜん多額の財産が転がり込んだ女性は驚き、狼狽します。

どこかおかしい。

聞き込みをしていると、病気で亡くなる前に階段から転落(翻訳では”墜落”)する事故があったといいます。

依頼者が亡くなっているのですから、もうそこでおしまいにしてもよさそうですが、でも気になりますよね(^^;
さて、ポアロさんはこの事件をどう解決するでしょうか。

犯人は…あ~そうなんだ…という人でした。
心理学的に推察した結果です。

次は『ナイルに死す』なのですが、本が手に入らないので飛ばして『死との約束』です。

1つ残念なのは、今回の『もの言えぬ証人』以降、ヘイスティングズが出てこなくなるらしいのです。。。最後の『カーテン』まで。



<余談>
NHKでポアロシリーズをずっと放送していたので録画してあって、なるべく本を読み終わったら観るようにしています。
時間制限のあるテレビ番組ですから、登場人物が省略されていたり一人二役になっていたり、多少は仕方ないのですが、この作品だけはいろいろと許せないところがありました。
第一に、ポアロさんが遺言の書き換えを勧めたというんですから。
ポアロさんがそんなことするわけないじゃないですか、危ない!姪の夫という人もいつも怖いくらいに怒ってばかりで…そんな人じゃないのに。ボートの設定もいらなかったな。

エンターテイメント性を追求するだけでなく、登場人物のキャラクターを大事にしてほしいと思いました。

ひらいたトランプ

ひらいたトランプ (クリスティー文庫)ひらいたトランプ (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 加島 祥造

早川書房 2003-09-30
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カードゲームがわかればもっと楽しかったんだけど…。

ポアロさんはシャイタナという人物からパーティに招待されます。
そのパーティはひどく悪趣味で、「殺人者たちを集める」のだという。

パーティでは2つのグループに分かれてブリッジが行われました。
このグループ分けに何か意味があったのでしょうか。
カードゲームの最中に主催者のサイタナ氏が亡くなります。

パーティには、探偵であるポアロさんのほかに警視、諜報局員、探偵作家たちが招待されていました。
とても意味ありげですね(^^;
これらの人々が協力して犯人を見つけようと動き出します。

クリスティーはやはり人の性格を深く考える人なんですね。
ポアロさんはブリッジの点数表からいろいろなことを読み取っています。

途中までは私の推理が当たってると思っていたんですけどね…やっぱり裏切られました。
だいぶクリスティーの考え方が分かってきたと思ったんですけど、まだ修業が足りないのでしょうか。

次は『もの言えぬ証人』です。
ワンちゃんが出てきますね(^_-)

メソポタミヤの殺人

メソポタミヤの殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)メソポタミヤの殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-12
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クリスティーは2番目のご主人ととても幸せな時期だったんでしょうね~(*^^*)と想像を膨らませながら…殺人事件ですけど(^^;

遺跡の発掘現場で殺人が起こります。
怖いですね、こんな何もないところで。
暗い所でちょっと背中を叩かれただけでも飛び上がりそうです(@_@;)

ずっと仲良くやってきた遺跡チームなのに、隊長であるライドナー博士(考古学者)の妻ルイーズがやってきてから雰囲気が悪くなったようです。
遺跡には全く興味がなさそうな奥さん。
美人で、男性たちの気を引こうとしている妖婦?
その奥さんが何かにおびえている。
そして…殺された。

なぜ殺されたのか。
お金?憎しみ?

そういえば、女性からは良く思われていなかったようですよ、この奥さん。
では、犯人は女性?

愛って怖いですね(@_@;)

次は『ひらいたトランプ』です。

ABC殺人事件

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 堀内 静子

早川書房 2003-11-11
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南アメリカで農場を経営しているヘイスティングズが、用事の為イギリスにやってきてポアロさんを訪ねます。
そこでポアロさんから「これをどう思いますか?」と見せられたのが1通の手紙。

差出人はABC。
”今月21日のアンドーヴァーに注意することだ”と書かれているのですが、何をすべきかわかりません。

いったい相手は誰なのか、何が目的なのか。。。
ポアロさんへの挑戦なのか、嫌がらせなのか?

でも、1つだけ予感がありました。「殺人」ではないかと。

連続して殺人が起こります。
不思議なことに、現場にはいつも1人のセールスマンが居合わせました。
およそ殺人とは関係のなさそうなこの男、どういう人なのでしょうか。

また、被害者たちのつながりは?
いくら調べても関係はなさそうに見えます。

さぁ、ポアロさん、解決できるでしょうか。

あまりにも有名な作品ですが、有名なのには理由があるんですね。
こんな殺人事件、とても思いつきません。
人間の心理をよくご存じのクリスティーだからこそ書けたのでしょうね。

次はメソポタミアの殺人です。

蜂蜜と遠雷

蜜蜂と遠雷蜜蜂と遠雷
恩田 陸

幻冬舎 2016-09-23
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あ~、終わってしまった。
二段組のこの本を一気に読んでしまった。

本の中に引き込まれ、ずーっと見ていた。
それぞれの心の動きと音楽を。
一人一人の溢れるほどの思いを感じ、同化していた。
もっともっとそこに居たかった。
濃厚な時間。

私の中にあったバラバラのものが1つになっていくような気がした。

読み始めてすぐ、筆者がピアノ経験者であること、ピアノが好きであることが分かった。
そうでなければ、こんな風には書けない。

コンクールをめぐる環境、審査する側、される側、音楽とは何か、音楽家たちの成長と行く末。
色々な視点から客観的に、かつ、ぼかすことなくしっかりと書いてあると思いました。

登場人物一人一人の心情がとてもよく描かれていて、心が満たされました。
よくここまで書いてくださった。

ありがとうございました。

『バッハ・リサイタル』

バッハ・リサイタルバッハ・リサイタル
ブレハッチ(ラファウ)

ユニバーサル ミュージック 2017-02-21
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首を長~くして発売を待っていました。
ようやく手元に届いてハッピーであります(^^♪
とっても良かったですよ。おかげでまたやりたい曲ができてしまって困ってます(~o~)

購入にあたり、輸入盤と日本版とで迷ったのですが、ひょっとしたら日本限定の何かがついてるかもしれないし、解説は読みたいし…英語でも読めなくないけど(^^;果たしてついてるのか?…と思い、日本版にしました。
1曲余計についてるとか、写真集があるとか、そんな特別なことはなかったようですが、解説はしっかり読ませていただきます。

輸入盤の方が発売日が早かったので、それがなんとも辛かったです(:_;)
先に手に入れた方が「良かった」と言うとなおさら。
ようやく落ち着きました。

いいですよ~。
安心して聴いていられる。
彼は聴く者を裏切らない。
ブレハッチの音、好きなんですよね。
久しぶりに聴けて、モチベーション上がりました(*^^*)
*今年リサイタルで来日するという話なのですが、実現すれば当然聴きに行きますヨ!

最後に『主よ、~』が入っているのですが、もうね、ずーっと聴いていたいくらいです。

もちろん、ブレハッチの演奏が全て好みなのか?というとそうはいかないのですが、この「人」のファンでもあるので、彼がどんな曲を選びどんなふうに弾くのか、それが毎回楽しみなのです。

これはいいけどこれはちょっと…と思うこともあります。でも、そう思うことは悪いことではなく、自分も音楽を奏でる一人として感じ方に違いがあって当然なのだから(演奏の腕前は別として)、むしろそういう違いが分かることはいいことなのだと思っています。
例えば、ベトベンで私が持つ曲のイメージと違っても、それは彼の解釈、彼の演奏なので、「ブレハッチらしい」と思って楽しんでいます。
そして、「私はこういう風に弾くよ」、と思います。

イタリア協奏曲、早く自分の演奏を録音して比べてみたいです。
1楽章さえまだぎこちなくて(^^;先は長そうですが。
技量不足はいかんともしがたい(-.-)
でも、どういう風に弾くかは自分の頭の中にあって、ブレハッチのとは違う。
先生に近いかな、やっぱり(^^)

パルティータの1番も久しぶりに聴いて、気持ちが新たになりました。
早くやらないとなぁ(^^ゞ

それより、今回のCDの中でまたやりたい曲ができてしまって困りました(≧◇≦)
幻想曲とフーガ イ短調。
あーやりたいやりたい!!
でも、ひょっとして難しいのか?コレ?

平均律も終わってないのにまぁいろいろと…我ながら呆れる(;^ω^)

1つずつ片づけないとどれもやりっぱなしになりますから(^-^;気を付けないとね。
とっととイタリアやりましょう。

では、練習します。

雲をつかむ死

雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)雲をつかむ死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー 加島 祥造

早川書房 2004-04-16
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アガサ・クリスティーは列車での旅が好きだったそうですが、飛行機はどうだったのでしょう?
今回は飛行機内での殺人。
当時の飛行機は今のように大勢の人が乗れるわけではありませんから、とても狭い範囲での殺人。
当然、乗客の中に殺人犯がいるわけです…怖いですね(◎_◎;)

亡くなったのは金貸し業をしていた年配の女性。
ということは、お金に困っていた人…?
アガサ・クリスティ―の作品の中ではよくお金のない人が出てきますよね。
貴族なのに財産を全部使ってしまったとか(^^;
今回はどうなんでしょうか?

ポアロさんも乗客の一人。
どうやら毒矢で殺されたらしいのですが、その方法とは?
吹き矢の筒が見つかりました。ポアロさんの座席のところで。え?
しかし、乗り物酔いのため(^^;ポアロさんは事件に気付かなかったのです。
そこで、全員の所持品検査や面接(?ポアロさんの場合、尋問という感じじゃないですもんね)から捜査を始めていきます。

ジャップ警部は出てきますが、ヘイスティングズは出てきません。

とても魅力的なお嬢さんがいて、ポアロさんと多くの時間、行動を共にします。

犯人、割と近くにいたんですねぇ。。。意外な人でした。

ポアロさんったら、結構恋愛には敏感なのですね。
恋のキューピット役も果たしましたヨ(*^^*)

次は『ABC殺人事件』です。

テレビドラマで何度も観ている作品でも、小説を読むと全然違いますね。
ドラマは時間制限の関係でしょう、場面設定が変わっていたり、登場人物が省かれていたり一人で二役させていたりしますから、その点は味気なくなります。
一方、わかりづらかった背景が映像の助けで鮮やかになったりします。
私は…どちらかと言われれば、やはり小説の方がいいかな。

三幕の殺人

三幕の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)三幕の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー Agatha Christie

早川書房 2003-10
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今回はちょっと変わった作り方だな、と思います。
ポアロさんがほとんど出てこないんです。

全部で3件の殺人が起こるのですが(だから”三幕”)、現役を引退した俳優チャールズとそのガールフレンド、チャールズの友人サタースウェイトの三人がメインとなって事件を解決しようとします。
ガールフレンドがなかなか行動力のある活発なお嬢さんです(^^;

戯曲なのか?と思ったのですが、そうでもないらしく、戯曲仕立てになっているんですね。
私が演劇に興味がないのもいけないのかもしれません。
最初の方で有能な秘書のことを悪く言うシーンがあって、その辺も気分良く読めませんでした。

で、アメリカ版とイギリス版で話がちょっと違うらしく…。うーん。

次、『雲をつかむ死』。

プロフィール

金魚

Author:金魚
***********
50代女性。
金魚2匹(自家産)の母。
ピアノ弾いてます。
語学好き(^^ゞ
英語&ドイツ語を勉強中。
本当はイタリア語もやりたい。

【ピアノ】子供時代に約10年、40代半ばに再開。ピアノ教室2009年5月~中断~2015年5月迄。以降、超不定期で個人的にレッスンをお願いしています。
子供時代アップライト。大人になってから電子ピアノ2008年11月YAMAHA CLP-340→2013年11月CLP470→2016年12月グランドYAMAHA C1=
名付けて”姫ちゃん”
恋人はブラームス(^^♪

【英語】多読やってます。
【ドイツ語】現在はテレビ講座で勉強中。

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